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富士山に登ろう
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初めての富士登山 吉田口登山道
富士登山に必要なアイテム

始めての富士登山で安全で快適に富士山に登れるように富士登山ガイドがご案内します。不安な富士登山も「富士山に登ろう」で富士登山に備えましょう。


このサイトでは、最もポピュラーな吉田口登山道(吉田ルート)を利用した河口湖口からの富士登山をご案内します。利便性(交通網の整備)と安全性(山小屋の多さ)によるものです。

安全で快適な富士登山のために

  • 5合目までは公共交通機関を利用しましょう〜マイカーを控える
    • 富士登山にはリュックに食料や雨具、着替えなえどを入れないといけないので、装備が重くなりがちです。そのため、電車やバスを利用して5合目まで来るのが大変になります。ましてや、仲間や家族と富士山に来ることを考えるとマイカーを利用したくなります。さらに、富士登山の後には、河口湖や山中湖周辺で自由に食事をしたり、温泉でゆっくりしたいと思います。
      しかし、ここで気をつけないといけないのは、富士登山とはほとんどの場合、ご来光を見るために睡眠時間を削り、登山、下山にとてつもなく体力を消耗する超過酷なスポーツなのです。
      5合目までマイカーで来た場合、帰りは約30分間、富士スバルラインのS字カーブを曲がり続けます。心地よい揺れと酸素も少ないため通常より眠気をもよおし、それよりも何よりも疲労と睡眠不足で、居眠り運転を誘発します。
      富士スバルラインでは毎年多くの事故があります。もちろん富士スバルラインだけでなく、帰りの高速道路での運転もとても危険です。
      富士登山を素晴らしい思い出とするために、自宅に戻るまで安全を最優先に考えてください。
  • バスツアーを利用しましょう
    • バスツアーによる富士登山は、メリットもデメリットもありますが、メリットのほうがはるかにデメリットよりも多いと感じます。代表的な例を挙げます。

      メリット

      1. 交通費・山小屋宿泊費・温泉・保険付などトータルで考えると安い
      2. 登山ガイドが案内することにより、一般的なゆっくりペースで登頂できる
      3. 悪天候による登山中止の判断基準を任せることができる
      4. 万が一の事故の際に援助が迅速におこなわれる環境にある
      5. 登山後のドライブをする必要がない

      デメリット

      1. 富士登山以外の食事・温泉などの自由なツアー計画を立てられない
      2. 自分のペースで登れない
      などが主に考えられます。デメリットに関しては、「団体行動」というバスツアーの規則にによるものですが、「価格と安全性」という観点から考えるとバスツアーは最良の選択です。
  • 山小屋を利用しましょう
    • 富士登山は5合目から頂上まで約7〜8時間、頂上から5合目まで約3〜4時間かかります。登りのしんどい7〜8時間をぶっ通しで歩くことは初心者の方にはとても過酷です。途中山小屋で1泊して疲れた身体を休ませる必要があります。
      山小屋で1泊する理由は、身体を休ませながら、ご来光を頂上で見るための時間調整のためでもあります。7合目に7軒の山小屋、8合目に8軒の山小屋がありますが、自らの高度適応能力に応じて、山小屋を選ぶ必要があります。頂上に近い山小屋であれば、頂上に到達するのが楽だというわけではなく、仮眠中に高高度での適応ができずに、吐き気をもよおしたり、苦しくなったりすることもあり、登頂を断念することも多々あります。
      宿泊する山小屋の選択はとても難しく、シーズン前の5月でさえ、既に予約でいっぱいになっているなど、自分の希望していない山小屋に宿泊することになる場合もあります。ただし、それでも仮眠をして頂上を目指したほうがはるかに登頂率は高まります。
      また、宿泊ではない休憩所としての山小屋も大いに活用しましょう。暖かい物や、甘い物などを注文して身体を一休みさせます。混雑する時間帯は、なるべく早めに次の登山客のために場所を空けることがマナーです。
  • 装備を充実させましょう
    • 過酷な富士登山を安全に快適に登るためには、装備を充実する必要があります。寒さや悪天候から身を守る装備、岩場あり、砂利ありの多彩な路面から足腰を守る装備、登山に必要な食料やその他持ち物などたくさんあります。
      すべてを揃えると結構お金がかかってしまうのですが、「装備によって安全を買える」ものと解釈するようにしてください。
      例えば、防寒対策が不十分で、低体温症にかかり登山を続行できなくなる登山客もたくさん見受けられます。そういった方も、富士登山をするに当たって大切な休暇に仲間と登山日などを設定し、心の準備もして、富士山までお金をかけて登りに来るのです。「せっかくここまで来たのにあともう少し装備がよかったら」と思うことがよくあります。
      初めての富士登山でも、装備をしっかりすることにより、どんな状況にも安心して登ることができます。
      また、富士山で揃えた装備があれば、他の山に登るときにも利用でき、きっと登山が好きになるはずです。
  • ゆっくり登りましょう
    • とにかくゆっくり登りましょう。
      どれだけゆっくりか?
      「杖をついて歩く老人」のように。
      多くの登山客を率いるバスツアーのガイドをしていると、その脇を早歩きで抜かしていく若い登山客が多数います。「若い人は元気だなぁ」と思うと、もうすぐ先で休憩しています。多くの場合、若い登山客とは大学生のグループですが、デッドヒートのように私たちバスツアーと大学生グループの抜いたり抜かれたりを繰り返し、結局は大学生グループは体力を消耗し、1回の休憩時間が長くなり、さらにはグループの仲間に体調不良を訴える者が続出し、頂上を目指す者と登頂をあきらめる者との二手に分かれてしまいます。
      私たちバスツアーを率いている登山ガイドは、参加者の体力を見ながら、歩いている時間と休憩の時間を調整して「杖をついて歩く老人のように」ゆっくりと登ります。
      大学生グループに限らず、1列になって歩く団体ツアーを見ると一気に抜かしたくなる気持ちもわかりますが、そこはそう考えずに「このペースなら誰でも登れるんだ」と思って、「杖をついて歩く老人」のペースを真似てほしいと思います。
富士登山
富士山山頂
富士山に登ろう